アニメ映画 『この世界の片隅に』
映画好きな30代後半のエミと申します。
現在婚活中です。^^
映画好きな私は、とは言っても映画館に行く回数はそれほどでもないのですが、
やはり映画は劇場の大画面と迫力ある音響の中で集中して観たいですよね。
今日は、先日劇場で見た「この世界の片隅に」というアニメ映画をご紹介したいと思います。
アニメといっても子供向けの作品というより、戦時中のお話なので、戦争を体験された方、親や祖父母世代から戦時中のお話を聞かされた世代にも興味深いテーマの作品です。
はじめはあまり興味もなく、たまたま空いてた時間帯にこの映画が上映されていたという理由で観に行ったのですが、^^;
軽いノリでは罰が当たります!
舞台は広島ー呉。昭和20年ごろ。
主人公すず(声:能年玲奈)と家族、周りの人々をめぐる日常の暮らしぶり。
戦時といっても戦争そのものに視点を当てた物語ではなく、あくまで普通の人たちの普通の暮らしをメインに描いています。
主人公すずは明るく陽気なキャラクターで、絵を描くことが好きな女性。出身地の広島から呉へと嫁ぎ、そこでの生活は戦時中で物資の足りない中でもいろいろと工夫してしのいでいました。
背景としての自然や街並みの美しさ、そして登場人物たちのほんわかとした雰囲気は、とても癒されます。
が、そこは戦時下。
戦闘機や爆撃、空襲で逃げ惑う人々シーンでは異常な日常が映し出され、終盤のあの歴史的な出来事で観客である私たちは言葉を失うほどの衝撃を受けます。
大事なものや大切な人を失い、絶望の中に置かれた状況でもすずや家族、そして近所の親しい人たち、
みんな、みんなそれでも生きていかなくてはいけません。
どんな絶望的な状況であったとしても、それでも日常はつづいていくのです。
かすかな希望に向かって..
音楽 コトリンゴの『悲しくてやりきれない』彼女の切ない歌声とこの曲がこの映画のすべてを言いつくしているのではないかと思われるほどでした。
映画を観終わってもずっとずっと私の頭の中で繰り返していました。